Sunday 23 June 2013

"Rockshow"のJimmyのプレイは簡単にたくさん見られるので、ここではStone the Crowsのことを書きたいと思います(Stone the Crowsのビデオはつべにもたくさんあります)。


この服は何ですか...?(車のワンポイントがついたベストw)

...ではなくて!正直、このギターソロのテクとセンスにはド肝を抜かれました!
これが19歳(か20歳になたばかり)の少年が弾くソロでしょうか!
(ただしJimmyは、"One Hand Clapping"のビデオで「自分は誰よりも長い間(11歳の頃から)人前で演奏しているし、とにかく練習して練習して、夜ベッドに入る前も練習した」と言っているので、天才だけではなくキャリアと努力も認めてあげましょうw)

これは、Stone the Crows(以下Stone)の、"Live Crows 1972/73"を買うと、オマケとしてついて来るDVDからの映像です。Stone(最初はPowerという名前)はJimmyと同じGlasgow出身の、何かとJanis Jopilinと比較されるvo.のコワそうなおばさんMaggie Bellを中心とするバンドです。
上のビデオを見てもわかる通り、メンバーの演奏技術も非常に卓越したバンドで、Led ZeppelinのマネージャーだったPeter Grantに認められてデビューします。しかしMaggieと共に中心的存在だったg.のLeslie Harvey(Alex Harveyの弟)がチェック中に濡れた手で機材を触ったために感電死するという不幸に見舞われ、その後釜に入ったのがJimmyです。
上述の"Live Crows"のCDはまだLesが生きていた時のもので、Jimmyの演奏は聞けません。
完成間近だった"Ontinuous Going"というアルバムに、Jimmyは部分的に参加しています。なおWingsのJimmyのソロ曲"Medicine Jar"は、d.のColin Allenと共に作った曲です。
(【トリビア】Colinは1960年代にZoot Money's Big Roll Bandというグループで、後のThe Policeのg.のAndy Summersと一緒だった。)

しかしこのDVDは宝物です!!!(個人的に色々ツッコミどころ満載なのでいずれまた取り上げたいと思いますw)
Jimmyの渋いソロプレイを堪能したいのであれば、このDVDの方が"Rockshow"より上です。明らかに他のメンバーよりJimmyをfeatureしています。JimmyはWingsでも素晴らしいギタープレイを披露していますが、その後のpopsやソフトなhard rock(?)路線より、このようなブルージーなスタイルで最も輝いていたのではないでしょうか。

その後、Jimmyは脱退し、Blueというバンドを経てWingsに加入、Stoneは解散します。
上述のDVDには特典として、MaggieとColinの最近のインタビューが収録されています。当時を振り返ってJimmyのことも触れていますが、「Jimmyはいいギタリストだったけど、Lesの代わりにはならなかった」とか「Jimmyはいいギタリストだっけど、うまく行かなかった」とか、(ファンが聞きたいような)Jimmyをadmireするようなことはあまり言っていない印象を受けました。
これはStoneがその後、解散消滅してしまったのに比べ、JimmyはWingsで華々しく活躍したことがあるのか、鳴りもの入りで入ったのにさっさと辞めてしまったからなのか("McCulloch joins Blue. Stone ends."という見出しの新聞記事を見た記憶があります -記事捜索中)、本当にみんなLesの方がいいと思っていたのか、推測の域を出ません。



加入するなりセンターを取るジミーw そして何だかみんなとっても嬉しそうなんですけど??

2 comments:

  1. 確かに、このときのバンドの方が、伸び伸び自由にプレイしているというかんじがありますね!ニコニコ嬉しそうですしね ^^
    私もこの映像を初めて見て1番最初に思ったことは「ダサいベストだなあ」でした(笑)

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    1. コメント沢山有難うございます ^^
      「ダサいベスト」。。。。
      時々すごい服着てますよねw 柄on柄とかw でもそれが70年代のトレンドだったのかなぁと。
      でも何着てもカッコいい人はカッコ良く見えるから得ですね ;)
      このベストもお母さんに着せてもらったみたいで、Jimmyの幼気な感じが際立ってなかなか良いと思いマスw

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