...今年もニュートリノ並の速さで時間がどんどん過ぎて行きます(アカン)
比べて時速0.00034247m/hrの遅さで生きてる私が、37年前の今日のMelody Maker紙の記事をご紹介します!
Melody Maker, 15 January 1977, pg: 35
ジミーの前のリード・ギタリストだったヘンリー(Henry McCullogh)と、ウィングスの「ワイルド・ライフ(Wild Life)」「レッド・ローズ・スピードウェイ(Red Rose Speedway)」にエンジニアとして参加したアラン・パーソンズ(Alan Parsons)の興味深いインタヴューが掲載されています。
Alan Parsonsといえば!
"Eye in the Sky" Alan Parsons Project
なっつかしいですね〜♪ この曲、Donald Fagenの"New Frontier"と並んで("I. G. Y."じゃないのかよw)大好きです!(...これは何のカテでしょう?w)
...脱線しましたが。
そしてちょっとJimmyの話に入る前に、Paulについての発言に注目してしまいました。
AlanはPaulについて次のように述べています:
"Paul has this mask of optimism. If he's depressed, he never shows it. If he has weaknesses, he shields them, or tries hard to."
「ポールは楽観主義の仮面をかぶっている。落ち込んでいても決してそれを見せない。弱みがあっても隠すか、何とか隠そうとする」
これ、すごく、すごく、わかります〜
ポールは底抜けに明るい人に見えますが(まあ、ある程度そういう性格なんでしょうけど)、明るい人は悩みや問題が無いのではなく、それを他人に見せないのだと思います。
来日公演だって、「ポール超元気」と言われていますが、私の周辺のポール世代の、話題と言ったらそれしか無いような人達同様、本当は身体のあちこち痛いんじゃないですかね〜?でもそれを絶対、観客に見せない感じさせない。観客を楽しませることだけに集中してる。えらいぞ、ポール!
...なかなかJimmyの話に入れませんw
PaulとLinda以外で唯一最初から最後までWingsと運命を共にしたDennyは、ポールの望む通りに演奏し、「操り人形のよう」とまで言われていますw
そしてMoody Blues時代のヒット曲である"Go Now"以外何もしていない、と揶揄されていますww
たしかにDennyは〜、2014年1月現在、彼のWebsiteの最初のページから流れて来るのは、未だに"GO NOW" www
Denny Lain The Official Web Site(デニー・レインの公式ウェブサイト) ←見たい方はここをクリック!
"Go Now"、いい曲なんですけどね(私、基本3拍子の曲あまり好きじゃないんですが)
特にRockshowでJimmyの弾くギター・ソロがたまりません。泣く (´;ω;`)ウッ
"Go Now"(Rockshowより)
そんなPaulの元でいわば自分を押し殺しているDennyと比較して、HenryはJimmyのことはこう述べています:
"Jimmy McCulloch has his own group together now, hasn't he? It's necessary to do something like that if you want to develop your own personality."
「ジミー・マカーロックは自分のバンドを作ったんだろう?自分の個性を伸ばしたかったら、そういうことをやる必要がある」
うむ。
これはお兄さんのJackと、Dave Clarkeと結成したJimmy McCulloch and White Line のことですね♪
対訳歌詞付き日本盤EPをうp!w
この記事の中では、元ドラマーで"Junior's Farm"ではJimmyと共演したジェフ(Goeff Britton) がビミョーなことを言っています:
"It's a funny band, Wings. From a musician's point of view, it's a privilege to do it. From a career point of view, it's madness. No matter how good you are, you're always in the shadow of Paul."
「ウィングスというのはおかしななバンドだ。ミュージシャンの視点から見れば、名誉だけど、キャリアの点から言えば、気違いじみている。どんなに優れていても、常にポールの影になってしまうのだから。」
...まあ、それは言い得て妙なんですけどね。私も、HenryやGeoffのことを(Wingsの)「元リード・ギタリスト」「元ドラマー」と呼んでしまいますし。
JimmyもWingsに参加したことで世界的に知名度が上がったのと引き換えに(?)、生涯「元ウィングスのリード・ギタリスト」として認知されてしまっていますし。
でも、でも、JimmyはWingsに入る前から、Thunderclap NewmanやStone the Crowsで高く評価されていたのはこれまでご紹介した通りです。それにJimmyのブルース/ハード・ロックなギターがなければ、Rockshowの魅力は半減していたでしょう。そして、Wingsを脱退した後もJimmyは生涯、音楽活動を辞めたことも、音楽に対する情熱を失ったこともありませんでした。これらのことはもっと注目されていいと思うし、そのために今後もこのblogは細々と続けたいと思っております
久々にちょっと長めのポストを書きました(次はいつになるのだろう・・・ >_<;)
記事の中で触れられている、JimmyがWingsに参加するきっかけになった、Lindaや、Paulの弟のマイク(Mike McGear)の曲のこともいずれ書きたいのですが・・・
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