Friday, 27 September 2013

RIP Jimmy McCulloch

今日はJimmyの命日です。
大分前からこの日について、色々考えてしまいました。。。

非常に胸の痛むことであり、今となってはそっとしておくべきではないかと思いつつ、Jimmyが亡くなった時の状況について少し整理しておきたいと思います。
Jimmyは1979年9月27日木曜日、Maida Valeの自宅で亡くなっているのをお兄さんのJackに発見されました。
前にもうpした通り、レコード会社と新たな契約を結び、前週には、Jimmyの最後の録音になってしまったThe Dukesのファースト・アルバムがリリースされたばかり。
発見の翌28日はLondonのDingwallsで、デビュー・コンサートが行なわれるはずでした。
この週、The Dukesのメンバーはライヴに向けてリハーサルに励んでいたのですが、発見前の2日間、Jimmyは姿を見せなかったのです。
そして心配してドアを破って入ったお兄さんに・・・

翌28日付の新聞にSir Paulのコメントが載っています。
「彼は偉大なギター・プレーヤーだった。とても、とても悲しい。」



Daily Mail, 28 September, 1979, pg:3

CT様も言っておられましたが、発見されたのは27日ですが、Jimmyが虹の橋を渡ったのは25日頃だったのかもしれません。。。
Jimmyの遺体は10月6日に、LondonのWansteadで荼毘に付されました。
お墓はそこには無いそうです。

Jimmyの死因については、一般的にヘロインの過剰摂取ということになっています。Wikipediaにもそう書かれています。しかしPaul Salley君は本当はそうではないと言っています。Paul君は現在、Jimmyの伝記を執筆中ということなので、そこで新たな事実が明かされるかもしれません
実は、10月6日付のMelody Maker紙(葬儀の告知記事)によると、この日の時点で検死結果は確定されず、10月24日まで延期されました。更に11月10日の記事によると、結果は、「体内からアルコールと大麻を検出、死因はモルヒネ中毒」で、第三者の関与が疑われるというものでした。
ここまで来ると記事はわざとドラマチックにしている可能性もあるのでうpしませんし、命日のブログにこんなことを書くのはいかがなものかとも思ったのですが、ヘロインはモルヒネから作られモルヒネはアヘンから作られアヘンはケシの実から作られるのであり(多分この辺りから死因がヘロインの過剰摂取と言われるようになった?)、大麻は全く別の植物です(Sir Paulもこれで逮捕されてしまいましたが、「安全なものなのに」と主張しています)
記事によるとお兄さん("John"になっていますが...)は「ジミーはハード・ドラッグは決して使わなかった」と言っています
ファンだから信じたいという気持ちもありますが、あまり知られていないからこそ、このような報道もあったということをお伝えしたく、今回あえて書くことにしました。もし私が科学的な事実を何か取り違えていたり、読んで気を悪くされる方がいたら、本当にごめんなさい。。。


話は変わりますが、このブログを細々と始めてから、ジミー・ファンの方の何人かからご連絡を頂き、皆さんのジミーに対するピュアな想いに触れさせて頂くことができました。そのような温かく優しい気持ちに対し、心から敬意を表するのと同時に、この機会にあらためてお礼申し上げます。どうも有難うございます。

そのうち、CT様からは「とっておきの一枚」と言って、以下の写真を送って頂きました。



(Photo by Aubrey Powell)

Wingsの写真集から携帯で撮影されたということですが、優しい光に包まれて、ジミーが天国に昇っていくところを想像させるような、命日に相応しいとても素敵な写真だと思います(そしてこのブーツ、大好きです!)

これはネットで見つけた写真です↓



うむ、カッコいいw

そして、多分、Jaygersの頃の可愛い写真↓



(Courtesy of Paul Salley ・・・勝手にcropしてスミマセン。あ、Paul君、2日遅れながらお誕生日おめでとうございます!)

Jimmyのギター・プレイはいつ聞いても切ないですが、今日は特に切ないです。。。

RIP Jimmy. Your spirit and your music are immortal. You never grow old!

Tuesday, 24 September 2013

あ、今日9月24日は、Linda McCartneyの誕生日らしいです
おめでとう、Linda! 




Monday, 23 September 2013

今日はまた他人様の大変貴重な写真を頂いて、Blogを更新したいと思います


(Courtesy of Frank Quin > Miguel Terol ・・・ Thank you very much!)

Jimmyのミュージシャンとしての一番最初のキャリアは、1964年に地元の少年達(含むお兄さんのJack McCullochさん)で結成したJaygersというバンドでした

その時のラインナップ:

Robert Ross (vocals)

Jimmy McCulloch (guitar, vocals)

Billy McGowan (vocals, guitar)

Norrie Gilligand (guitar)

Frank Quin (bass, vocals)

Jack McCulloch (drums)


(Courtesy of Paul Salley ・・・ Special thanks!)

なんかすぐ上の写真、みんなニコニコしてカメラの方を向いてるのに、ジミーだけ伏し目がちに黙々とギター弾いてる姿が、既にRockshowのJimmyを彷彿とさせますw
この時、Jimmyはまだ11歳w
ちっちゃくてかわいいですね
当時の録音とか残ってないんですかね?(...誰か!)

その後、バンドはJimmy、Jack以外のメンバーは交代し、One in a Millionという名前に変わります

One in a Millionのラインナップ:
Jimmy McCulloch (guitar, vocals)

Alan Young (guitar)
Billy Fisher (bass, vocals)
Jack McCulloch (drums)

バンドは1968年に解散するまでに2枚のシングルをリリースしたそうです(...誰か!)

この子供バンド(?)はグラスゴーにやって来る有名バンドの前座を務め、その頃、Pete Townshendに気に入られ、PeteのプロデュースによるThunderclap Newmanでのメジャーデビューにつながりました
Jimmyがロンドンに行ってPeteと連絡取った話をしている記事がどっかにあったと思うので、いずれうpしたいと思います(←いつもそれだw スンマセン) 

Monday, 16 September 2013

相変わらず画質悪いが、今日の一枚。
(本当はキチンと整理してから、うpしようと思ったのですが、なかなかできそうにないので、ちょっとずつ公開していきます)

前にも書きましたが、Stone the Crowsは、1972年5月に中心メンバー(マギーさんの私生活のパートナーでもあったらしい)だったLes Harveyが感電死事故で亡くなってしまいます。
バンドはその後、ギタリストのオーディションを行ないます。
そこにやって来たのが我らがジミー。
彼の演奏を聞いたカラスの皆さんは、もうその後のギタリストの演奏は聞かなかったそうです。それほどJimmyの演奏は凄かったんですね。


Melody Maker, 1 July, 1972, pg:11

今回、1970-1971年頃の音楽誌に目を通していてわかったのですが、Crowsは当時、結構、有名なバンドだったようです。とりわけMaggie Bellさんの記事をよく見かけました。
(余談ですが、Denny LaineのいたMoody Bluesの記事もありました〜。今ではWings fanか英国人でなければ、知ってる人いるかな〜?)

さて、上の記事は、Jimmy加入後間もない時期のライヴ・レポートです。
(Jimmyのお披露目ツアーだったのでしょうか?)
記者(Mark Plummerさん)はどうしても、JimmyとLes Harveyを比べてしまうようです。

一本目のライヴはバーミンガム大学で。
Sir PaulもWings結成間もない頃は大学でドサ回り(?)をしていたようなので、当時、こういう大学ライヴは多かったのでしょうか。うらやましい。。。
記者は最初しっくり来なかったようで、「何か違う」と書いています。
「Little JimmyをにらみつけたBig Maggieは()、グラスゴーの女漁師みたいに怖かった」と書いていますが、、、それは怖かったでしょう、かわいそうなJimmy。。。ww
しかし満席の観客には好評だったようで、2回のアンコールに呼ばれ、最後はJimmyの見事なギター・プレイが披露されたようです。

翌晩、Twickenham(London郊外?)のSt. Mary's Collegeでのライヴは、格段と良くなっていたようです。
Maggieさんに威嚇されても()、Jimmyも負けてはいませんw
記者もJimmyを絶賛しています:
彼は優れたロック・ギタリストであるだけではなく、強烈なソウルとガッツでいっぱいの音を難なくかき鳴らすギター・ブルースの熱い発電所である」(言いたいことはわかりますか〜?)

Jimmyの素晴らしい演奏が、John Mayallの影響であることを記者は示唆しているようにも思えます。(Thunderclap Newmanの時から随分上手くなりましたからね〜)

更に"Penicillin Blues"を例に挙げ、JimmyとLesを比較しています。
あの"Beat-Workshop"のヴィデオの中でも、Jimmyがソロで弾くイントロがとりわけ素晴らしいあの曲デスネ!
Jimmyの方が奔放でワイルドなプレイだったのに対し、Lesはもっと甘い弾き方だったようです。

私見ですが、Jimmyの演奏って、ほんとboldな、というか、ハウリング寸前のギリギリまで外してるようで決して外さないというか、安全地帯に収まらない剥き出しな弾き方に、いつ聞いても心を打たれます。確かな技術があるから、ああいう枠を超えた弾き方ができるんでしょうね。。。

いずれこのバンドと共に、彼はギタリストとしてスーパースターの地位に辿り着くだろう」と記者は書いています。
この時、Jimmyはようやく19歳になったばかり。
これから大物になって行く時期だったことを感じさせる言葉です。
残念ながらCrowsは翌年には早くも解散、Jimmyを最も有名にしたのはCrowsではなくWingsでした。
CrowsでのJimmyの演奏、私ももっと聴きたかったです。でもある意味、既に完成されたバンドだったのかもしれません。
そしてJimmy自身も26歳の若さで。。。
でも、Jimmyは管理人や小人やPaul Salley君や多分大勢の人にとって、今もギターのスーパースターなのです

Saturday, 14 September 2013

今日の画像は、また質が悪いですが、British Libraryでコピーした、34年前の今日(15 Sep)、Melody Maker紙に掲載された広告です


Melody Maker, 15 Sep, 1979: pg 2

Jimmyが最後に所属したバンド The Dukes のデビュー・アルバムです
この2週間後にJimmyは世を去り、彼の最後の録音アルバムとなりました。。。 
ω;`)ウッ 

Sunday, 8 September 2013

管理人、今月に入ってからまだ3日しか自宅にいない。。。
そして明日からまた出張。。。

以下はこの夏、British Libraryでコピーしてきた記事のうち、Jimmyの名前が使われているSelmerという会社のアンプセットの広告ハケーン(オタクw)。


Melody Maker, 18 Mar, 1972: pg 5

マイクロフィルムからのコピーなので画質悪いし、かなりどうでもいい記事(てかただの広告w)ですが、Blog終了してない証拠にうpしておきます

今週の日曜日までに必ず更新します!更新したい記事があるので。。。

Tuesday, 3 September 2013

このBlogはまだ生きています ^^;
先日、Jimmy終焉の地、Maida Valeの写真をうpした通り、管理人は小人までも拘束し、所用で欧州に行っとりました。
プライベートな旅行、というわけではなかったのですが、暇を見つけて、図書館でJimmy関連の記事などをちょっと集めてみました。
(今まで、Paul Salley君のフォルダに頼り切りでしたからね〜w)

欧米では今、ものすごいスピードで資料のオンライン化が進んでおり、なかなか実物を見せてもらえません。
そしてデータベースもアクセス制限があり、契約している図書館等でないと見られなかったりして、なかなか不便です >< 
ProQuestが提供している Entertainment Industry Magazine Archive はなかなかスゴいのですが、どこか日本で見られる場所はありませんかね〜?
あったら是非、情報提供よろしくお願いします!!!

今回、1970年代のMelody Maker紙にざっと目を通し、目についた記事をコピーしてきました


これはマイクロフィルム(古っw)からのコピーなんで、画像の質が非常に悪いのですが、また細々とうpしていきたいと思います

British LibraryのNewspaper分館は、Colindaleという場所にあります
小さな図書館は、スタッフがとても親切です
(もちろんKings Crossの本館にも大変親切なスタッフがいました。Thank you very much, dear kindest librarians!! )

私の印象では、英国人は他人の事にあまり干渉しない人達なのですが、気になったらしく、図書館員に「何の研究してるの?Wings?」と話しかけられましたw
やはりSir Paulは英国の誇りなんですかねw

Jimmyの記事は、Wings加入直前、Crows〜Blueの頃の方が単独に取り上げているものが多かったです
やはりSir Paulの偉大さの前では、個人への注目が薄れてしまうのでしょうか。。。

今月はJimmyの命日月なので、悲しいけれど、関連記事を時間を見つけてまたうpするつもりです

Londonでは実物を手にすることができなかったMelody Maker紙ですが、Parisで1970年前後の実物を売っている市を見つけました
今回そこではJimmyの記事を見つけられませんでしたが、また行きたいと思います
Paul、Wings、David Bowie、Stones等は言わずもがなですが、CrowsのMaggie Bellさんの記事が結構あったのは驚きました
当時は登り坂で勢いがあったんですね ^^